日光湯川より暑中お見舞い申し上げます。
土曜日の昼、東北道を走っていると外気温は38度を表示していた。
日光を経由していろは坂を車のトップをオープンにして
マニュアルのシフトチェンジを楽しみながら登り、
中禅寺湖の湖畔を走る頃には気温も24度までクールダウンしていた。
湯川に着くとちょうど発達した積乱雲が頭上を覆い始めて遠雷が聞こえだしていたが
しばらくは持ちそうなので湯滝から釣り下ることにした。
魚はテレストリアルパターンで釣れるのだが、
ネットに入れて撮影準備をしているとバーブレスフックが外れていて
撮影前に逃亡される事5回。
ブルックはなかなかすばしっこいのだ。
小滝まで釣り下るとパラパラと雨が降り出した。
引き返しながら釣上るのだが暑い雨雲に覆われ、
豊かな緑の枝に遮られて川は夕方のような暗さで、
いままで聞こえていたハイカーの声も聞こえなくなっていた。
時折ヒゲナガがバタバタと飛んで行くが補食されているシーンは見ていなかった。
ひょっとしたらとテレストリアルを大きなカディスパターンに変えてトレースすると
ヒゲナガを補食している魚達の記憶スイッチが入ったのか
釣り下った時には出なかった大型のブルックが
食べづらい本物は無視してフライにはワンキャスト・ワンフィッシュ状態で飛び出してきた。
久しぶりに使った竹竿にセットした2番シルクラインもドラッグもかからず
流れをナチュラルドリフトできた効果があったのかもしれない。
何尾釣ったか忘れたころ一尾釣るごとにフライを乾かすのが煩わしく、
沈んでも魚は釣れてはいたのだが、
やはりポッカリ浮いている方が視認性もよく反応も良いので
新しいフライに交換しようとティペットをアイに通そうとするのだが
暗さと老眼のせいでなかなかセットできない。
しかたなく湯川をもう十分楽しめたので早めに終了する事にした。
午後からの短い時間だったけど都会の暑さから逃れて気持ちのいい時間だった。
皆様、まだまだ暑い日が続きますが熱中症などにならぬよう体調管理に気をつけてお過ごし下さい。
by Lt_cahill
| 2010-07-25 11:59
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