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イースタン・シエラ・ネバダの夏 vol.6

7月21日
夜中に何度か目覚めましたが、なんとか朝6時30分に起きだして朝食を食べ、
慌ただしく支度を済ませて釣りに出発です。
午前中は「East Walker River」という川に行く事になりました。
マンモスレークからルート395を北上して1時間30分ほど
(時速150kmで突っ走ります)の距離にあります。
途中巨大な塩湖「MONO LAKE」が右手に見えてきますが、
高台からのパノラマは写真では表現できないほどの絶景です。
イースタン・シエラ・ネバダの夏 vol.6_f0085599_18315293.jpg
湖をすぎると標高差500メートルを直線道路で一気に登るのには驚きです。
こんなことでもアメリカってすごいな〜と感心してしまいます。
非力な車は登坂車線でもたつく事になりますので、
レンタカーを借りる時には注意が必要です。
イースタン・シエラ・ネバダの夏 vol.6_f0085599_1833074.jpg
Bridgeportという街でHwy182に入ると広大なReservoirが見えてきてそこから流れ出しているのが「East Walker River」です。
Bridgeport Reservoirにも大型のトラウトがストックされていて
ボートでフィッシングをしている人も何組か見られます。
駐車スペースに車を滑り込ませるとすでに5台ほどの車が到着して
釣りの支度の最中でした。今日は金曜日ですがアメリカではすでに
サマーバケーションのシーズンなのかフィッシャーが大物を求めて駆けつけたようです。
イースタン・シエラ・ネバダの夏 vol.6_f0085599_18343565.jpg
私たちも支度をして、まだ人の入っていない入渓地点を探します。
この川では過去、リザーバーからの流れ込みから100メートルほどのエリアで
20インチ以上の大物が釣れています。
しかし上流部は10人ほどのフィツシャーがすでに釣りをしていたので、
200メートルほど下ったあたりに同行のkunitaさんと入りました。
川幅が20メートルほどあり、水深もかなりありそうなので、
ウェットで釣ることにしました。
私の今日のタックルは#6の9ft.のロッド。
#7ラインのシューティングヘッド(フローティング)にポリリーダの
ファーストシンク(タイプ3)10ft.を接続し、
フロロのティペット2X,3X,4Xを10ft.付け足して
ドロッパーとリードフライをセットしました。
イースタン・シエラ・ネバダの夏 vol.6_f0085599_1836096.jpg
私が準備している間にkunitaさんはまたもやニンフのシステムで
ブラウンの良型を2尾釣り上げてしまいました。ニンフの達人ですね!
イースタン・シエラ・ネバダの夏 vol.6_f0085599_18362398.jpg
この川ではストリーマなら
Woolly Bugger #6-8、
Marabou Muddler #6-8、
Matuku #6-10、
ニンフなら
Hare's Ear Nymph #12-14、
Pheasant Tail Nymph #12-14、
Bird's Nest #12-14、
A.P. Nymph #12-14、
Golden Stone Nymph #4-8、
ドライなら
Matuku #6-10、
Yellow Humpy #14-16、
Royal Wulff #12-14、
Chernobyl Ant #12-14、
Madam X #12-14
が実績フライらしいのですが、
20インチオーバーはストリーマやニンフで釣られています。
イースタン・シエラ・ネバダの夏 vol.6_f0085599_18372739.jpg
それにカリフォルニアではウェットフライで釣る人はほとんどいないそうです。
そんな話を聞くと私の闘争本能に火がついてなんとかウェットで釣りたくなりました。
それに魚にとっても見た事が無いフライは魅力的なはず?
川に入り込むと腰くらいの水位でもっと深い場所もあり、水流も重く早いので
ウェーディングスタッフで確認しながらワンキャストごとに釣り下ります。
50メートルほどの区間で2度アタリがありましたが、
残念ながらフッキングしませんでした。
100メートルほど下ると雨が降り出し蒸し暑く不快ですがレインウエアを着るはめに。
何十回もこの地を訪れているgoldentroutjpさんに聞いても
雨は滅多に降らない場所なので、ビックリしていました。
雨模様の中シングルロッドのスペイキャストでスイングしていると
いきなりドスンとアタリが来ました。首を左右に振っているのが分ります。
走り回ってますがジャンプはしなかったので、ブラウントラウトだとわかりました。
ラインをたぐり寄せると水草に入り込まれなかなか出てきません。
強引に浮上させネットに収まったのは14インチのブラウントラウト。
ウェットやっぱり釣れるじゃん!うれしい!!
それもドロッパーの大きなフライに来ています。
イースタン・シエラ・ネバダの夏 vol.6_f0085599_18385057.jpg
写真を見てもらうと分りますが、ちょっと銀化してエンジ色の模様と腹部のイエローが奇麗で、
日本では見た事のない配色に感動です。
その後13インチがその下流で釣れたところで土手に上がりました。
無線機で他の人たちに連絡して合流するために歩き出すと小さな虫が
数百匹、私の周りにまとわり付きだしました。
最初はユスリカかかなと思いましたが叩くと血を吸っています。
吸血モスキートの一斉攻撃です!
ハッカ油を大量に振りかけましたが全然効果なし。
仲間達と合流して防虫スプレーを全身にかけてもらって
やっと難から逃れる事ができましたが、
時すでに遅しであっという間に顔を数十カ所、
手の甲も刺され顔が変形するほど腫れて来ました。
イースタン・シエラ・ネバダの夏 vol.6_f0085599_18401685.jpg
車に戻って防護ネットを借りてこんな出で立ちで、しばらく釣りをしましたが、
もう集中力がなくなりこの川から退散する事に。
お昼を食べにMONO LAKEの休憩所に向かいました。
続く…
by Lt_cahill | 2006-08-02 18:53 | アメリカ釣行


過ぎて行く時間、とどめておけない一瞬を残したいから…。どんなに大きな魚を釣り上げても、どんなに美しい魚と巡り遇えても、終わりの無い旅…フライフィッシング。それは確かに難しい、だからこそ面白い。


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