犀川春うらら(3月3日)
3月4日が満月の大潮。ヨーロッパや中東では皆既月食が観測されていましたね。
3日はその前日なので大潮周りということで産卵を迎えるニジマスが下流のダム湖から
上流に向かって遡上するんじゃないのかな?なんて高速で想像しながら、
犀川に到着したのが、明け方の5時。
まだ夜明け前だったので、他の釣り人の姿はなく一番乗りのようだ。
いそいで、お湯を沸かしコーヒー飲みながらサンドイッチをパクついて朝食を済ませる。
支度をして川に降りてゆくと対岸の山並みが明るくなって来た、
太陽の光が今日の快晴を予告している。
こんな日は川に光が入るまでが勝負とタックルの準備を急ぐ。
もちろん今日チョイスしたフライは前日まで巻いていたブラックデビルS。プラスα…。
最初は大きめの1.5インチを結んだ。
ロッドは一年ぶりに使用するCND Salmo Salar Specialist 15’6” #9/10/11 4pcs。
キャストを開始する前に川の写真を数枚撮影して。
今日も一日良い釣りが出来ますようにと太陽に向かって願をかける。
チューブフライは多少重いので、ペリーポークキャストで打ち返しながらステップダウン。
今日は前回より暖かいのかガイドが凍るようなことはなかった。
そして、30分ほどしたころ流しきったラインを回収しだしたときに、
魚がフライを銜えた独特の前アタリがきた。
ここで慌ててロッドを立てたり、ラインを強引に引いたりすると
前回のようにフッキングがうまく行かないので、
2度目のブルブルというラインの感覚を合図にラインを少し引いてフッキングさせる。
うまくフッキングしたようで、ラインを回収してリールでやりとりしてもテンションは保てていた。
しかし、簡単にランディングできてしまったのであらら小物か?
ネットインしたのは本流岩魚42cm。
ヒレも完璧で魚体も適度な太さで奇麗でした。
やっぱりCND Salmo Salarや前回のWinston Speyなど#9〜11あたりのロッドでは
ターゲットが60cm以上のサーモンがメインなので、
この大きさのトラウトではオーバースペック。
ランディングでファイトを楽しむまではいきません。
しかし、そんな贅沢は言っていられません。嬉しかったことは確かです(笑)
写真を撮影している間に太陽が山から顔を出し、あたりが明るくなり、
さあ、続きの釣りを再開と振り返ると。
なんと、私の下流10メートルからルアーマン、餌釣り師、フライマンが
10数人並んでいるではありませんか!対岸も同じです。
結局釣り下ることが不可能で300メートルほど下流に移動して釣りを再開。
しかし、釣りをしてるとすぐ下流に釣り師が入れ替わり立ち替わり入るので釣れません。
そんな状態で昼近くまでキャストをしましたが、一度もアタリがないままランチタイム。
それにしても気温が上昇して20度を超え暑いのなんの、Tシャツで十分なくらいでした。
今日は顔も日焼けして火照っています。
解禁して2週間。これだけ釣り師が入れば魚も抜かれてしまったのか?
午後に下流にも入りましたが、釣り人だらけ。
なんとか見つけた場所で2時まで続けましたが、
上流の河川工事なのかクリアだった水がみるみる濁り釣りが不可能に。
また、次回に期待してその場をあとにしました。
by Lt_cahill
| 2007-03-04 21:35
| Fishing Report