解禁2週目の蒲田川 vol.1
解禁日から今週の火曜日ぐらいまでは、例年の蒲田川とは思えない暖かな春の陽気で、
ハッチは朝からパラパラとあり、一気に出るわけでもなく1日楽しめ、
ヤマメは22cm〜24cm平均、岩魚は20〜25cm平均で尺物も時々釣れていたらしい。
ところが、水曜日あたりから日本に寒気が流れ込み一気に冬に逆戻り。
釣り人に何千回と叩かれたり、何度も釣られたりしたせいか活性が一気に下がってしまった。
と木曜日に電話を友人にいれるとそんな答えが返って来たのでした。
9日(金曜日)の朝8時に到着して8時30分から釣り始めたのですが、
先ほどからその友人の話が頭のなかでリピートしている。
2時間たったけれど一度も魚の反応がないのです。
気温マイナス4度。水温プラス12度。晴れているけど風が吹くと寒いのなんの。
先に来ている友人らに電話を入れると快晴なので昼頃までハッチもないだろうから、
のんびりタイイングしたり温泉に入っているとのこと。
そうなんですよね、7〜8年毎年この季節に来ていて快晴の日に
良い釣りができたことがないんです。晴れているとハッチが極端に少なくなるので
魚の活性が落ちるのです。
それでも上流に何十人か先行者がいたのですが後を追うように釣り上がり
昼の12時頃にやっとコカゲロウの大量ハッチが確認できて流下してきました。
しかし本物が流れても反応なし。
しつこく流すと18番のスルーウイングイマージャーに岩魚が浮上してきて
ゆっくり食いついた。この日使っていた#2の10年前にカスタムメイドで組み上げた
8ftロッドが気持ちよく弧を描いた。
ネットにランディングした岩魚は背中がグリーンがかって
まるで宝石をちりばめたようにきれいな↓26cm。
その一尾を撮影した後、防水リュックに詰め込んだランチを
太陽の日差しを浴びながら楽しんだ。
仲間たち3人も遅れて合流してその後一緒に釣り上がるが
私は彼らが釣り上がった最後尾を丹念に叩きながら釣り上がる。
するとラッキーなことに24〜25cmの岩魚を4尾追加することができた。
中でも流れの巻き返しの深みに18番のスルーウイングイマージャーを
ステイさせると岩魚が飛び出した。
しかしそいつは上手く銜えられず元の場所に戻ってしまった。
そこでフライのテストをしてみることに。
スタンダードのマーチブラウン18番に結び変え何度も同じように
ステイさせたりトレースするが出てこない。
次に先日巻いたCDCフローティングピューパに結び変え
CDCにはタップリとドライシェークスプレーをかけ、ボディはツバで濡らして
プレゼンテーションすると、見事一投目でその岩魚は飛び出した!
水面直下戦略が上手く行って思わずニヤリとした自分でした。
その日は寒くて4時には切り上げ、宿で温泉に入り美味しい飛騨牛に舌つづみ。
7人ほどで美味しいビールやお酒で夜遅くまで釣りの話題で盛り上がりました。
by Lt_cahill
| 2007-03-11 22:39
| Fishing Report