秋の北海道フィッシングツアー2008 vol.5 阿寒川の一尾
最終日、ボクは東京に帰る便が最終便だったため
夕方6時まで釣ができ、阿寒湖のホテルエメラルドでぎりぎり
夕食まで食べることが可能だった。
早朝5時に起きて、東京と名古屋の仲間達7人で阿寒湖の硫黄山川に向かった。
対岸の駆け上がりの回遊コースでたまにボイルが見られたので、
最初にバッタのフライにドライシェークスプレーをタップリふりかけ、
フローティングラインをキャストする。
10分も経たない間にフライに虹鱒が襲いかかったが、
残念ながらフックアウト!
その後隣の友人のフォームフライで虹鱒がヒットしたので
チェルノブイリアントに結び変えて波間に漂わせていると
またもや魚が出たのだが合わせが早すぎて痛恨のバラシとなってしまった。
朝食後、尻駒別のポイントに向かい2時間ほどストリーマをひいたが
ボクの入ったポイントは回遊コースを外れていたのか無反応。
友人達は何尾かのアメマスをヒットして空港に向かった。
昼は杉坂さん、ASAMIZUさんの3人で阿寒湖畔の
レイクスパリゾート高田のテラスでのんびりランチ。
蝦夷シカハンバーガーは絶品でした!
最後に向かったのは阿寒川。
最初にのぞいたC&R区間は駐車場に車が多く止まっていたので
パスして下って中流域に移動した。
到着した頃には天気予報通り、大粒の雨が降り出して
木々に覆われた阿寒川は薄暗く気味の悪い雰囲気。
新しい足跡もあったので数時間前に釣り人が入っていたらしい。
入渓してすぐに杉坂さんが釣り上げ、交代でその先を釣り上がる。
しかしドライフライに魚が反応するのだがフッキングまでに居たらない。
後から釣り上がる杉坂さんはウエットフライの釣り上がりにシステムを変え、
コンスタントに釣っている。
そんな釣を観察しながらボクにはなぜ釣れないのかを考える。
見ていると釣の組み立て方が全く違うのである。
そしてまったくミスがないのでドラッグフリーで流れて一投目で魚が出てくる。
まさにマジックを見ているように。
釣れないボクを見て今日は浅い流れには魚は出ていないので、
水深のある場所だけを狙ってどんどん行きましょうとアドバイスしてくれた。
そしてここは!という流れに超デカエルクヘアカディスをキャストすると
水底からフライ目がけて虹鱒が飛び出してくれた。
グリップをほんのすこしスナップして合わせると、ずっしりと重みが伝わる。
逃してなるものかと流れの中を走り回る虹鱒をコントロールして
岩の中から引き離しランディング!「ヨッシャー!」
雨の中感度を上げて撮影していると後から釣り上がってきた杉坂さんが
「おお!今日イチのサイズだね」と声をかけてくれた。
35cmほどの虹鱒だったけど、この一尾はカラフトマス以上に
価値ある一尾だった。
「なぜ、釣れたんだろう?」
杉坂さんの釣を見ていてヒントをもらい、
その釣の組み立てを自分の引き出しに追加できてちょっと嬉しくなった。
by Lt_cahill
| 2008-09-14 21:41
| Fishing Report