Expression vol.37「切」
Expressionのキーワードは「切」。
今回は先日の魚野川でのアクシデント。
その日はようやく手に入れたK・Bullet SD #10を使用して
順調にシューティングスペイの釣りを朝からやっていた。
リールはアイランダーFR No.2
PEバッキングラインにインターミディエイト・モノコア20lb.を接続して
ヘッドにはSTLシンキングTypeIV #10。
リーダーはAKRONフロロカーボンリーダー 0X 12ft。
ティペットはクレハ シーガーグランドマックスFX 3号1m+2号80cm。
ウェットフライをドロッパーシステムでセット。
そして3時間ほどしてここぞというポイントで根がかり、
2度3度ロッドを上下してテンションをかけたのですが外れず、
次ぎにラインを送り出してロールキャストをしましたが無理で、
諦めてティペットが切れてしまうかフライのロスト覚悟で
ロッドとラインを一直線にしてラインを引きました。
いつもならフライがティペットから切れてしまうくらいの強さで引っ張りました。
そして、テンションが無くなったと思ったらロッドのガイドをラインが抜けて行き
竿先から水中に引き込まれて行きました。
その時ヘッドとシューティングライン接続部分のブレイデットループが
抜けてしまったのかと思いましたが、
白いシューティングラインが1メートルほどSTLシンキングTypeIVにくっ付いて
シュルシュルとガイドを抜けて流されて行くのが見えました。
新品のライン一式が3時間で無くなりました。(泣)
どこかに引っかかっているのではと河原を何度も往復しましたが、
水深が1.5〜2mで流れも速く見つけることが出来ませんでした。
諦めてその後スペイロッドにチェンジして夕方までキャストして釣りを終了しました。
東京に帰ってからその状況を冷静に分析してみたのですが、
その日、釣りの最中に踏んだり枝に絡んだりトラブルはなかったので
ラインに傷が付いたとは思えません。
そして20lb.の細いラインと言っても、そのラインが切れる前に
ティペットかループ to ループの接続部分の方が先に切れてしまうのでは?
という疑問が湧いてきました。
切り口を見ると裂けたような感じで元々製造工程でダメージがあったのかも?
最初は購入したお店に相談しようと思いましたが、
販売店は製品を保証してくれる訳もないので、
メーカーのTIEMCOさんにメールで直接問い合わせてみました。
すると一時間もしないで、製品を調べてみますので着払いで詳細な状況を書いて
送ってほしいとの返信が来ました。
翌日、商品を送ると二日後に原因を特定することはできませんでしたが、
ライン切れの箇所を判断すると異常な切れ方で強度不足の可能性が無かったとは言えないと判断するにいたり、代替え品をお送りしますと、お詫びの書状とともに、
STLシンキングTypeIV、インターミディエイト・モノコア20lb.、
AKRONフロロカーボンリーダー 0X 12ft.が送られて来ました。
(TIEMCO様、今回は迅速な対応と代替え品を発送していただき感謝しています。この場をかりてお礼申し上げます。)
島牧ではロッドが折れ、2度目はラインが切れた。
2度あることは3度あるというので今シーズンは気をつけなくては…。
by Lt_cahill
| 2007-05-02 00:33
| Expression