2008年蒲田川二日目(高原川本流)
二日目の朝を迎え窓から景色を眺めて愕然とした。
雲一つない快晴だったのだ。
朝食を食べながら仲間達と、どうしようかと検討したのだが
はっきり言って今までの経験からこの天気では蒲田では釣にならない。
出来るだけ山の陰のポイントを選ぶか、
天候が崩れて雲が出るのを待つか。
ボクは蒲田を諦めて高原川本流でダブルハンドで攻めるという友人と
富山県まで移動することにした。
一時間ちょっとのドライブで目的地に到着すると
数日前に本流で40cmオーバーのレインボーと大ヤマメを釣り上げたという
富山の友人と合流することが出来た。
そのときボクはてっきり高原川の本流と聞いたので
ダブルハンドのロッドとフライしか持って来ていなかったのだが、
話をよくよく聞いてみるとマッチザハッチでライズの釣だと言うではないか。
仕方が無く友人の予備のシングルロッドロッドを借りて
ライズが始まったらドライフライをもらうことにして
雪深い斜面のV字谷へと降り立った。
初めて訪れた川だったが、いかにも大型魚が潜んでいそうな雰囲気
ムンムンで期待が膨らんだ。
数日前にライズを攻略した富山の友人の話では
1時頃最初はシロハラやカディスがハッチして1時30分にオオクマがハッチした時に
ライズがピークになり5尾のトラウトが狂ったようにライズしたのだと言う。
そのプールに到着したのが11時だったので
ライズを3人で待つことになった。
一時間経ってコカゲロウやカディスがパタパタと流れ込んでいるのだが
ライズは起こらない。
水温を測ると6.5度。数日前は8度だったというから活性が悪いのだろうか?
日陰で風が吹き抜けて気温は零下なので寒さが辛くなり、
一人の友人は上流の様子を見に行ってしまった。
そして1時頃に流れ出しを見ていたボクの目に大型魚が
ヘッド&テールで水飛沫とともにライズした。
見た目にも40cmを越えていたので、
友人に声をかけた時には水面に大きな同心円が広がっているだけだった。
それから15分後にもう一度ライズを二人で目撃したが、
フライをキャストするにはもっとライズの間隔が短くなるのを
待ったほうがいいと二人で判断したのだが、その後が続かないのである。
それから30分後に複合ハッチがピークを迎えて1度ライズがあり、
さらに30分後に小さなライズ。間隔が開きすぎている…。
友人がドライフライを待ちきれなくなってキャストして
流し込んでみたけれど反応なし。
フライを変えたりしてみてもダメなので、
ボクが最後に手持ちのウエットを何度か流し込んでみたのだが…。
僕らが到着する前に先行者がいて警戒してしまったのか、
何の反応もなく諦めざるをえなかった。
その後、車に戻り上流に移動しながらダブルハンドロッドで数カ所の
ポイントを探りながら夕方4時まで釣をしたが
残念ながら良いポイントにはルアーマン、餌釣り師、スペイマンが
先行していたので反応してくれるトラウトとは出逢うことができなかった。
初めての高原川本流だったけれど、雪代あけのダムの放水後に
もう一度訪れてみたいと思う。
by Lt_cahill
| 2008-03-14 00:29
| Fishing Report